【ご依頼主】Aさん(お父様・お母様の相続手続きを依頼された長女)
Aさんは、昨年亡くなったお父様の相続手続きを進めた際、お母様が在宅介護中で判断能力が低下しており、成年後見制度の活用が必要でした。
今回、お母様が亡くなり、再度、相続手続きの依頼をされました。
お父様の相続時には、家庭裁判所に成年後見の申立てを行い、身上監護をAさん、財産管理を司法書士が担当する形で手続きを進めました。成年後見人を交えた遺産分割協議で、お父様の財産はすべてお母様が相続することになりました。
その後、お母様が亡くなった際には、Aさんの介護への献身を考慮し、自宅はAさんが相続し、預貯金は兄弟3人で均等に分ける内容で遺産分割協議が円満にまとまりました。
成年後見制度を活用し、法的に適切な手続きを経たことで、Aさんは兄弟間のトラブルを避けることができました。お母様の相続では、Aさんが自宅を引き継ぎ、預貯金を兄弟3人で分割する形で合意に至り、相続手続きを無事に完了させました。
Aさんから、「成年後見手続きを踏んでいたことが今回のスムーズな相続に繋がったと感じ、センターへの信頼が深まった」とご感想をいただきました。